世界投資へのパスポート
2017年7月10日公開(2017年7月10日更新)
バックナンバー

「世界投資へのパスポート」

著者・コラム紹介

世界投資へのパスポート

広瀬隆雄 ひろせ・たかお
三洋証券、S.G.ウォーバーグ証券(現UBS証券)、ハンブレクト&クィスト証券(現J.P.モルガン証券)を経て、2003年、投資顧問会社・コンテクスチュアル・インベストメンツLLCを設立。長年、外国株式関連業務に携わっており、特にBRICsをはじめとした新興国市場に詳しい。米国カリフォルニア州在住。

広瀬 隆雄

ペプシコーラで有名な食品メーカー「ペプシコ」は、
安定した業績が評価されながらも配当性向は低め?
今週スタートする米国の決算発表シーズンに要注目!

ペプシコは北米の清涼飲料市場シェアでは
コカコーラよりも上!

 米国では、いよいよ今週から2017年第2四半期の決算発表シーズンに突入します。

 そのトップバッターは7月11日(火)の寄付き前に決算発表が予定されている、ペプシコ(ティッカーシンボル:PEP)です。コンセンサス予想は、EPSが1ドル40セント、売上高が155.8億ドルです。

 ペプシコは、1919年に創業された清涼飲料会社です。同社はコカコーラ(ティッカーシンボル:KO)の良きライバルで、北米の清涼飲料市場のマーケットシェアではペプシココカコーラを上回っています。

 しかし、海外の清涼飲料市場ではコカコーラの方が優勢です。

 ペプシコは、同社のルーツであるペプシコーラに加え、スポーツ飲料の「ゲータレード」、ならびにオレンジジュースの「トロピカーナ」を展開しています。

スナックなど、飲料以外の食品が
ペプシコのドル箱に

 ペプシコは、近年、スナック、シリアル、オートミールなどのビジネスに多角化しており、売上高の半分以上が食品となっています。

 なかでも、「マイクポップコーン」、「ドリトス」、「チートス」に代表されるスナック・フードを作っているフリトレー部門は、ペプシコの営業利益への貢献度が最も高い、ドル箱部門に成長しました。

 この部門が長期に渡って安定成長した理由は、米国の消費者の嗜好がトルティーヤ・チップスのような、メキシカン・スナック・フードにシフトしたことに因ります。

 これに加えて、同社はクウェーカー・オーツ社を傘下に入れ、オートミール、シリアルなどの食品事業も展開しています。

 ペプシコの業績は、下のチャートのように推移しています。

 急成長ではありませんが、業績は安定的に推移しています。

安全志向の投資家から好まれるが
配当性向には向上余地あり

 ペプシコは、このように業績が安定しているので、リスクを取りたくない投資家から選好されています。

 それらの投資家は、主に配当利回りを手掛かりとしてペプシコ株を選んでいます。現在の同社の配当利回りは2.7%です。

 ところでペプシコは、まだまだ増配する余地があると思います。

 いま「利益のどれだけを配当に回したか?」という率のことを配当性向と言います。計算式は:

  一株当たり配当 ÷ 一株当たり利益 = 配当性向(%)

になります。特別要因を除いたペプシコの2016年の配当性向は、61%でした。

 この配当性向はライバル企業に比べて低いので、もう少し配当を引き上げる余地があると思います。

【今週のまとめ】
第2四半期決算発表シーズンが到来
トップバッターのペプシコに注目!

 第2四半期決算発表シーズンがはじまります。そのトップバッターはペプシコです。

 同社は米国の消費者の嗜好がメキシカン・スナック・フードにシフトしたことで恩恵を受けています。とりわけ大きな経営課題も無く、退屈だけれど着実な銘柄として保守的な投資家から支持されています。配当が投資のポイントになると思いますが、まだ増配余地があると思います。

【今週のピックアップ記事!】
バフェットのコア銘柄、コカコーラが本気を出した!海外ボトリング網の再編や本社の大幅リストラなど、組織をシンプル化することで、業績回復を狙う!
米ドル/円は年末に向けて1米ドル=95円の円高に!? スゴ腕のFXトレーダー3人による為替市場の予測は、1米ドル=95円から120円まで意見が真っ二つに!
【2017年7月3日更新!】

「米国株」取扱数が多いおすすめ証券会社

◆マネックス証券 ⇒詳細情報ページへ
米国株の取扱銘柄数 取扱手数料(税抜)
3430銘柄以上
個別株:3110銘柄以上
ETF:250銘柄以上
ADR:60銘柄以上
約定代金の0.45%
※最低手数料5米ドル、上限手数料20米ドル
【ポイント】
米国株取引に力を入れており、取扱数3000銘柄以上は主要ネット証券では最大! 成行注文や指値注文のほか、逆指値注文、連続注文、ツイン指値(OCO注文)など、多彩な注文方法が使えるのも魅力だ。現在、米国株取引手数料(税抜)を、最大3万円キャッシュバックするお得なキャンペーンを実施中!
【関連記事】
◆【マネックス証券おすすめのポイントは?】日本株手数料の低さ、ユニークな投資ツールが充実しているネット証券大手
【米国株投資おすすめ証券会社】マネックス証券の公式サイトはこちら
◆SBI証券 ⇒詳細情報ページへ
米国株の取扱銘柄数 取扱手数料(税抜)
1390銘柄以上
個別株:1030銘柄以上
ETF:250銘柄以上
ADR:100銘柄以上
約定代金の0.45%
※最低手数料5米ドル、上限手数料20米ドル
【ポイント】
住信SBIネット銀行の口座を持っていれば、入出金手数料が無料など、便利な「外貨入出金サービス」が利用可能! ダウ・ジョーンズ社が発行する金融専門誌「BARRON’S(バロンズ)」の抜粋記事(日本語訳)や、モーニングスター社による「個別銘柄レポート」など、投資情報も充実している。
【関連記事】
◆【SBI証券のおすすめポイントは?】IPOの多さ&夜間取引、銀行との連携など独自サービスも充実!
◆「株初心者&株主優待初心者が口座開設するなら、おすすめのネット証券はどこですか?」桐谷さんのおすすめは松井、SBI、東海東京の3社!
【米国株投資おすすめ証券会社】SBI証券の公式サイトはこちら
◆楽天証券 ⇒詳細情報ページへ
米国株の取扱銘柄数 取扱手数料(税抜)
1300銘柄以上
個別株:920銘柄以上
ETF:250銘柄以上
ADR:120銘柄以上
1取引あたり25米ドル(1000株まで)
※1000株を超えた分は、1株あたりに2セント追加
【ポイント】
新興国などの個別銘柄を実質的に売買できるADR(米国預託証書)の銘柄数が豊富。日本株と同じ取引ツール「マーケットスピード」でも取引可能で、10種類以上のテクニカルチャートを使うことできる。ダウ・ジョーンズ社の有名金融専門誌から記事を抜粋・日本語訳した「バロンズ拾い読み」も読める。
【関連記事】
【楽天証券おすすめのポイントは?】トレードツール「MARKETSPEED」がおすすめ!投資信託や米国や中国株などの海外株式も充実!
◆【楽天証券の株アプリ/iSPEEDを徹底研究!】ログインなしでも利用可能。個別銘柄情報が見やすい!
【米国株投資おすすめ証券会社】楽天証券の公式サイトはこちら
※ NYSE(ニューヨーク証券取引所)、NYSE Arca、NYSE MKT、NASDAQに上場する個別株 。
Special topics pr

ZAiオンラインPickUP
[クレジットカード・オブ・ザ・イヤー2017]2人の専門家が最優秀クレジットカードを決定! 2017年版、クレジットカードのおすすめはコレ! おすすめ!ネット証券を徹底比較!おすすめネット証券のポイント付き その 【株主優待】最新の株主優待情報更新中! アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは、 本当は“ゴールド”ではなく“プラチナ”だった!? 日本初のゴールドカードの最高水準の付帯特典とは?
ランキング
1カ月
1週間
24時間
じぶん銀行住宅ローン 「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」付帯サービスはプラチナカード顔負け!最強ゴールドカード 実力を徹底検証 アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
ダイヤモンド・ザイ最新号のご案内
ダイヤモンド・ザイ最新号好評発売中!


 

9月号7月21日発売
定価730円(税込)
◆購入はコチラ!

Amazonで「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!楽天で「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!


【攻め&守りの高配当株&株主優待ベスト117】
攻めと守りで儲かる高配当株」の投資法
今が買い高配当株52銘柄を大公開
高配当株億を作った個人投資家のワザ
・27%超も!「株主優待」目的別ベスト117
・「優待+配当」の合計利回りランキング
確定拠出年金読者損益リアル白書
・17年上半期の投信上昇率ランキング
4年ぶりの買い場高利回りJリート
LINEなど5大ポイントの貯める&使うテク
定年後の5年間でトクする働き方
東芝など不祥事株の売り・買い診断
・東証1部昇格期待株を先回りで狙え!
不足する高齢者施設の問題点とは?

「ダイヤモンド・ザイ」の定期購読をされる方はコチラ!

>>「最新号蔵出し記事」はこちら!

>>【お詫びと訂正】ダイヤモンド・ザイはコチラ

Apple Pay対応のクレジットカードで選ぶ! Apple Payに登録して得する高還元率カードはコレ! 堀江貴文や橘玲など人気の著者のメルマガ配信開始! クレジットカードに関するクチコミ情報大募集中!