[フランクフルト 8日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のプラート専務理事は、ユーロ圏経済は依然として長期にわたる金融緩和が必要であり、市場で売りをもたらした最近の総裁発言は成長拡大を反映したニュアンスの変化に過ぎないと述べた。

8日付のベルギー紙スタンダルドが伝えた。

専務理事は、インフレ率がECBの目標である2%に回帰するまでには「長い道のり」だとして、ECBは依然として忍耐強く、緩和策を続ける必要があると述べ、政策変更が近いとの期待を和らげたいとの意向をにじませた。

ECBのドラギ総裁は先月27日、大規模な債券買い入れや超低金利といったECBの政策を微調整する可能性を示唆。市場では、ECBが9月にも緩和策の縮小を発表するとの観測が浮上した。 

同紙によると、プラート専務理事は「リフレーションのプロセスは、緩和的な金融政策に大きく依存する長い道のりだ」と指摘。「インフレの収束にはさらなる時間が必要なため、われわれは忍耐強くなる必要がある。そして、将来のインフレに対するわれわれのベースラインは非常に緩和的な資金調達環境を条件としているため、われわれは(金融緩和を)維持する必要がある」と述べた。