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人気低迷の打開策 「12球団による1リーグ・3地区制」でプロ野球が面白くなる!?

――天丼チェーン「てんや」社長によるプロ野球改革案に注目

相沢光一 [スポーツライター]
【第40回】 2009年1月6日
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 昨年の暮れ、天丼チェーンの「てんや」で食事をした。

 メニューを手に取ったところ、メニュー立てにもう1枚、ビニール袋に収められたペーパーがある。見ると「私、てんやの社長です」という文字が目に入ってきた。

 「ご来店いただきまして、ありがとうございます」といったよくある挨拶ではない。『社長のペーパーラジオNo.14』と題された社長からのメッセージだった。「てんやの社長はこんなことを考えています。注文の品が届くまで、読んでみてください」というものだ。

 ここで取り上げられていたのは、プロ野球のクライマックスシリーズ(CS)に対する提言だった。どうやら、てんやの社長・佐伯崇司氏は、お客に自分の思いを伝えたいタイプの人で、かつ野球好き。現状のCSに不満があるようだ。

ファンの物議をかもす
現在のプレーオフ制度

 プロ野球のプレーオフ制度・CSはファンの物議をかもしている。ペナントレースで2位と3位のチームが戦い【第1ステージ(3戦制)】、勝ったチームが1位のチームと戦う【第2ステージ(4戦制)※1位チームに1勝のアドバンテージあり】。このプレーオフを勝ち抜いたチームが、セ・パ両リーグの王者を決める日本シリーズに進出するというものだ。

 昨シーズンはセとパの1位チーム、巨人と西武の日本一決戦に落ち着いたからいいものの、場合によってはセリーグで首位巨人に12ゲームも離された中日に日本シリーズ出場の可能性もあった。

 これはどう考えてもおかしいし、1勝のアドバンテージがあるプレーオフもシラけてしまう。熱心なプロ野球ファンとしては納得がいかない制度だし、筆者もCS反対の立場である。

 だが、CS反対派はプレーオフなどない元の「両リーグの覇者による日本シリーズ」に戻せと主張するだけで、これといった対案がなかったことも事実だ。

 そもそもCSを行なうようになったのは、ペナントレースを盛り上げるためである。もし、独走優勝をするチームが出た場合、ペナントレースがつまらなくなるからだ。

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相沢光一 [スポーツライター]

1956年埼玉県生まれ。野球、サッカーはもとより、マスコミに取り上げられる機会が少ないスポーツも地道に取材。そのためオリンピックイヤーは忙しくなる。著書にはアメリカンフットボールのチーム作りを描いた『勝利者』などがある。高校スポーツの競技別・県別ランキングをデータベース化したホームページも運営。 「高校スポーツウルトラランキング」


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