[マニラ 12日 ロイター] - たばこ世界第3位のJT<2914.T>は、フィリピンの同業マイティー・コープの製造・販売関連資産を約450億フィリピンペソ(8億9000万ドル)で取得する方向で交渉していると明らかにした。

マイティーは378億8000万ペソ相当を脱税した容疑で、当局から支払いを求められている。

フィリピン財務省の声明によると、マイティーはJTの現地子会社JTインターナショナル・フィリピンへの資産売却で調達した資金を脱税問題の解決に充てる考えを示した。

JTの広報担当者は、マイティーと交渉中であることを確認したものの、詳細についてはコメントを控えた。マイティーのコメントは得られていない。

JTの小泉光臣社長は5月、世界的な再編となるM&A(合併・買収)には距離を置く姿勢を示し、必要な地域や領域を絞ったM&Aに主軸を置く考えを表明。フィリピンやミャンマー、インドネシア、ベトナム、タイ、ブラジル、エジプトなどは「種まきの市場」として、自律的成長のための投資のほか、有望な案件があればM&Aも検討するとしていた。

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