[12日 ロイター] - <為替> ドルが主要通貨バスケットに対して上昇。イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長はこの日の議会証言で、米経済は段階的な追加利上げや緩やかな資産縮小を吸収できるほど健全との認識を示した。

<ロンドン株式市場> 反発して取引を終えた。4月24日以来の大幅な値上がりとなった。鉱業やエネルギー株が買われたほか、第1・四半期の業績が好感された高級品ブランドのバーバリーが値を上げた。

米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長の議会証言がハト派的と捉えられたことも相場の押し上げ要因だった。緩やかな利上げペースは株式の買い材料となる。低金利の環境下では国債と比べて株式の利回りが魅力的となるからだ。

この日は米原油在庫が減ったことで供給過剰懸念が後退し原油が1バレル=48ドルを超えた。これを受け石油・ガス関連銘柄が買われた。

<欧州株式市場> 反発して取引を終えた。エネルギーや鉱業株が買われた。そのほか、ノルウェーの大手銀行DNBの好決算や、米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長のハト派的な発言が追い風となった。

フランス大統領選の第1回投票で親欧州連合(EU)派のマクロン氏が首位に立ち、保護主義のルペン氏が当選するとの懸念が後退した4月24日以来の大幅な上昇となった。

<ユーロ圏債券> 国債利回りが低下。イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言を受け、市場では米利上げが年内あと1回を超えることはないとの見方が広がった。

イエレン議長は下院金融サービス委員会で証言を行い、米経済は緩やかな利上げとバランスシート縮小を吸収できるほど十分健全だとした上で、金利は上昇しており、FRBが考える自然利子率に到達するまで「それほど引き上げる必要はないだろう」との考えを示した。

ある市場関係者は「イエレン議長の発言を受け、FRBは追加利上げを急いでおらず、今後は慎重な対応になるとの見方が広がった」と述べた。