[東京 13日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は小反発。円安基調が一服したものの、前日の米国株式市場ではダウ<.DJI>が最高値を更新。イエレン連邦準備理事会(FRB)議長が議会証言で緩やかな利上げペースを示唆したことが米株市場に安心感を与え、日本市場でもハイテク関連などが堅調に推移した。ただ、取引時間中に為替が1ドル112円台後半まで円高に進むと、指数はマイナス圏に沈む場面もあった。東証1部の売買代金は2営業日連続2兆円を下回った。

半面、TOPIXは小幅続落。セクター別では空運、サービス、水産・農林の上昇率が高かった。半面、海運、銀行、ゴムなどが軟調。

日経平均はプラス圏で終了したものの、「本来であれば朝の上昇幅を維持しなければならなかった。金融株は軒並み安で自動車株もまちまち、指数だけ上がって中身は強くないという印象」 (東洋証券ストラテジストの大塚竜太氏)との声が出ていた。

明日のオプション7月物の特別清算指数(SQ)算出や、3連休を控えてポジション調整売りも散見されたが、25日移動平均線(2万0059円58銭=13日)が引き続き強い下値支持線として機能した。

個別銘柄では、近鉄百貨店<8244.T>が続伸し年初来高値更新。同社は12日、2018年2月期の連結営業利益予想を従来予想の27億円から35億円(前年比14%増)に上方修正した。あべのハルカス近鉄本店(大阪市)の売り上げなどが好調に推移していることが貢献する。業績拡大期待を背景とした買いが入った。

半面、出光興産<5019.T>が続落し、年初来安値更新。同社は12日、公募増資で発行する新株の発行価格を1株2600円とすると発表した。前日終値2766円に対し6.00%のディスカウント率となっており、「発行価格に引っ張られる形で売りが先行した」(国内証券)との声が出ていた。

東証1部騰落数は、値上がり882銘柄に対し、値下がりが994銘柄、変わらずが145銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      20099.81 +1.43

寄り付き    20177.28

安値/高値   20062.27─20183.80

TOPIX<.TOPX>

終値       1619.11 -0.23

寄り付き     1625.43

安値/高値    1615.81─1626.23

東証出来高(万株) 173957

東証売買代金(億円) 19815.97

(辻茉莉花)