[ワシントン 13日 ロイター] - 米議会予算局(CBO)は13日、トランプ大統領の2018年度予算案は向こう10年間の連邦予算の赤字縮小につながるものの、均衡予算の実現には至らないとの見方を示した。

CBOのリポートによると、トランプ氏の予算案の下では2027年度の財政収支は約7200億ドルの赤字となる見込み。160億ドルの黒字を見込むホワイトハウスの想定通りには赤字は解消されないという。

トランプ政権は現時点で、同リポートに反応していない。

CBOはトランプ政権の18年度予算案で向こう10年間の赤字の国内総生産(GDP)に対する比率は2.6─3.3%に低下するとの試算を示した。

CBOは2027年までに同比率は5%に上昇すると予想。トランプ政権の予算案の下で累積赤字はCBOの基調的な予測より3分の1少なくなるとの見方を示した。

また、向こう10年間の赤字縮小幅は、政権の想定よりも少ない歳入と低い成長率が見込まれるため、ホワイトハウスの見通しより小さくなるとした。

CBOは経済動向を左右する可能性のあるトランプ氏の政策のすべてを考慮には入れていない。「現時点で提案されている政策の多くについて詳細が得られていない」ためと説明している。

政権の税制改革案を例に挙げ、「効果の判断に必要な詳細を欠いている」と指摘した。

トランプ氏の予算案は向こう10年間の歳出削減が赤字縮小につながるとしている。

ホワイトハウスは予算案で向こう10年間に財政は均衡すると主張しているが、CBOの見解はこれとは相容れない結果となった。

*内容を追加しました。

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