3割を超える夫婦が
家計は別々に管理

 3年ほど前にマイナビが実施した調査では、「結婚しても給料は奥さんに渡さない」と答えた男性が53%もいました。明治安田生命保険が20〜79歳の夫婦を対象に行ったアンケートでも、3割を超える夫婦が、「家計を別々に管理している」という実態が明らかになりました。

 年齢的な分布は分かりませんが、おそらく若い世代を中心に別々に管理しているのでないかと思われます。また私の感覚では、男性の方がこうした傾向が強いような印象を受けています。
 
 というのも、女性は妊娠や出産といった理由で収入が下がることもあり、男性に比べると家計を一緒にすることに抵抗を持つ人が少ないように感じるからです。ですが、男性の方はなかなか「俺が稼いだ俺のカネ」という考え方から離れられません。

 私は、夫婦共働き世帯のこうした家計管理を「夫婦別財布」と呼んでいるのですが、そのやり繰りの方法はさまざま。たとえば次のようなものがあります。

(1)家賃と光熱費は夫、食費や日用品は妻など、費目ごとに負担を決める。
(2)折半、もしくは収入に応じた割合など、金額を決めて生活費を毎月出し合い、共有の財布に入れる。
(3)収入はそれぞれが管理し、新たな負担が生じたら後できっちり折半する。
(4)妻が専業主婦の場合、必要な生活費のみ家計に入れ、それ以外は夫が管理する。

 このように、負担の方法は千差万別ですが、「別財布」にしている夫婦には共通することがあります。

 それは、「自分が支払う支出にしか関心がなくなってしまう」ということです。

 ですから、相手が無駄遣いをしていても気にならなかったり、相手が支払う費目、例えば電気代を払ってもらっていたら電気の使い方に無関心だったり。本来は一つの家計であるはずなのに、どうしても無関心に、相手任せになりがちなのです。