[ワシントン 18日 ロイター] - 米労働省が18日発表した6月の輸入物価指数は前月比0.2%下落し、2カ月連続のマイナスとなった。石油製品が一段と値を下げ、物価圧力がしばらく弱含む可能性を示唆した。市場予想も0.2%下落だった。

5月の数字は当初発表の0.3%下落から0.1%下落へ上方改定された。

6月の前年同月比は1.5%上昇し、2016年11月以来の小幅なプラスとなった。5月は2.3%上昇していた。5年ぶりの大幅な伸びとなった2月(4.7%上昇)以来、急速に勢いがなくなっている。

6月の前月比の内訳は、石油製品が2.2%下落。5月は1.2%下落していた。石油製品は2月に0.8%上昇して以来、値上がりしていない。

石油を除く輸入物価は0.1%上昇した。5月は横ばいだった。6月の前年同月比は1.4%上昇した。

資本財は前月比0.2%上昇し、14年5月以来の大幅な伸びだった。食品は0.9%上昇。一方、自動車は0.2%下落した。

同時に発表された6月の輸出物価は0.2%下落。野菜や大豆、果物の値下がりで農産物の輸出物価が下がった。5月の輸出物価は0.5%下落していた。

6月の前年同月比は0.6%上昇にとどまった。16年12月に上昇し始めて以来の小幅な伸びだった。大豆や果物、トウモロコシの値下がりが影響した。5月の前年同月比は1.5%上昇だった。

原油安が国内外の物価圧力を大幅に押し下げている。そのほか、携帯電話サービスの値下がりなどの要因も合わさって、インフレ率は米連邦準備理事会(FRB)が目標とする2%を下回っている。イエレンFRB議長は前週の議会証言で、最近の物価の弱含みは「特定の項目における例外的な値下がり」が一因であるとの見方を示し、こうした要因はいずれ物価指標からはげ落ちると述べた。

物価の弱含みが続けばFRBが今年3度目となる利上げを決める時期に影響するだろう。ほとんどのエコノミストが12月になるとみている。