[18日 ロイター] - <為替> ドルが下落し、対ユーロとスイスフランで約1年ぶり安値を更新。主要6通貨に対するドル指数も約10カ月ぶり水準に低下した。米上院で医療保険制度改革(オバマケア)代替法案の可決が再び頓挫する中、トランプ米大統領が看板政策を実現できるかどうか不透明性が強まったほか、海外の主要中銀が示すタカ派的なシグナルに対する警戒感も広がっている。

<ロンドン株式市場> 反落して取引を終えた。金融株が重しとなったものの、ポンド安に伴い輸出銘柄が買われ、下落幅は限定的だった。決算発表が好感された不動産大手ブリティッシュ・ランドと郵便事業会社のロイヤル・メールも値上がりした。

金融大手のバークレイズは<BARC.L>1.9%下落し、金融株の重しとなった。米金融大手ゴールドマン・サックス<GS.N>が発表した第2・四半期決算は、債券トレーディング収入が40%減った。これを受け、債券市場で大手のバークレイズの業績も不安視された。

この日発表された6月の英消費者物価指数(CPI)の伸びが予想外に10月以来初めて前月を下回った。イングランド銀行(英中銀)が8月に金利を据え置くとの見方が広がり、ポンドが下落した。これがポンド安の恩恵を受ける輸出銘柄の追い風となった。

<欧州株式市場> 下落して取引を終えた。決算発表が嫌気された銘柄が値を下げたほか、利上げ観測の後退に伴い金融株が売られた。

STOXX欧州600種銀行株指数<.SX7P>は1.61%低下した。

スウェーデンの通信機器大手エリクソン<ERICb.ST>は15.6%下落した。携帯電話関連のインフラ市場に悲観的な見方を示したほか、第2・四半期の損失が予想よりも悪かった。コスト削減を進めるエリクソンにとってさらなる打撃となった。

衣料ネット通販で欧州最大手のドイツのザランド<ZALG.DE>は8.3%下落した。売り上げの伸びが鈍化した。新しい倉庫での処理能力の問題が業績を抑制したと述べた。

ドイツのルフトハンザ航空<LHAG.DE>は10年ぶりの高値から1.2%反落した。利益見通しを引き上げたものの、下半期について慎重な見方を示したことが嫌気された。

<ユーロ圏債券> ドイツ国債利回りが小幅低下した。米国で医療保険制度改革(オバマケア)代替法案に与党共和党の上院議員4人が反対を表明し、法案可決が困難となるなか、トランプ政権が大胆な歳出計画を実行に移せないのではないかとの見方が広がった。

米国債利回りが低下するなか、独国債も追従する動きとなり、独10年債<DE10YT=TWEB>利回りは2.5ベーシスポイント(bp)低下の0.55%。

英10年債<GB10YT=RR>利回りは急低下。6月の消費者物価指数(CPI)の伸びが予想を下回ったことに反応した。スペイン10年債<ES10YT=TWEB>利回りは7bp低下。独国債との利回り格差は昨年9月以来の水準に縮小した。