[東京 19日 ロイター] - 菅義偉官房長官は19日午前の会見で、今年2月の防衛省の会議で、南スーダン国連平和維持活動(PKO)部隊の日報を陸上自衛隊が保管していた事実を非公表にするとの方針を稲田朋美防衛相が了承していたとの一部報道について、「そのような事実はないと稲田防衛相から報告を受けている」と否定した。

稲田防衛相には「今後とも誠実に職務にあたっていただきたい」との考えを示した。

共同通信は、南スーダンPKOの日報を廃棄したとしながら陸上自衛隊が保管していた問題で、2月15日に行われた緊急会議で、稲田防衛相が保管の事実を非公表とする方針を幹部から伝えられ、了承していたことがわかったと報じた。稲田氏はその後の国会でも一連の経緯の報告は受けていないと発言している。

菅官房長官は報道について昨夜、稲田防衛相に電話で事実確認し、同相からはそのような事実はないと回答があったことを明らかにしたうえで、「(陸上自衛隊の日報の保管の経緯は)防衛監察本部が徹底的に調査していることだ」と述べた。

2月15日に実際に会議があったかについて菅官房長官は「承知していない。防衛省に尋ねていただきたい」と述べるにとどめた。また15日の2日前にも防衛相にデータが保管されていたという報告があったとの報道についても「承知していない」と語った。

(石田仁志)