私が「最強のアスリート親父」を<br />目指す理由(後編)
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私が「最強のアスリート親父」を<br />目指す理由(後編)植松眞さん(株式会社トーヨーアサノ代表取締役会長/ニューヨーク・ヨットクラブ会員)
米ロードアイランド州ニューポートでヨットを艇置・管理していた時期が18年ある。壁の絵はその頃のエスメラルダ号を描いたもの

人心掌握術のようなことはヨットから多く学びました

 世界一流のクルーをやる気にさせるために心がけていることは?

「たとえば、鍵となるレースの前日にクルー全員をディナーに集め、私がつたない英語で“この2日間が勝負だ”というスピーチをすると、外国人クルーたちは“彼が下手な英語であれだけ言っているんだから俺たちもやってやろうぜ”と言ってくれたりする。士気を高めるために気を遣うところはありますね。

 また、クルーは家を留守にしがちなので、奥さんの誕生日を調べておいてプレゼントを贈ったりすることも。人心掌握術のようなことはヨットから多く学びましたし、会社を運営していく上でも役に立っていると思います」 

私が「最強のアスリート親父」を<br />目指す理由(後編)【左】オーディオの趣味は20代から。現在はアメリカのオーシャン・ウェイ・オーディオのスピーカーシステムを愛用。【右】4日間かけて行われるサンフランシスコ・ビッグボートシリーズに 14人乗りのヨットで参加。優勝の記念に贈られたロレックス・サブマリーナ