[東京 19日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点と比べ、若干ドル高/円安の112.13/15円だった。20日に欧州中央銀行(ECB)理事会や日銀の金融政策決定会合を控える中で目先の手掛かりに乏しく、112円付近での小動きが続いた。株価や米金利が持ち直した場面では、ドル/円もやや強含んだ。

東京時間午後のドル/円は、夏休みに入った市場参加者も多いとみられ、商いは低迷したもよう。「海外時間に目立つ指標発表の予定もなく、手がけにくい状況が続きそうだ」(国内金融機関)との見方が聞かれた。

株価が大引けにかけて持ち直したり、米長期金利が上昇するのを眺めて、ドル/円は午後3時前に一時112.23円に強含む場面があった。ECB理事会を前に持ち高調整の動きが出ているとみられ「手持ちのドルショートを調整する向きもあるようだ」(国内金融機関)との見方が聞かれた。

ユーロ/ドルは1.15ドル前半で方向感なく推移。午前はじり安だったが、イベント前の持ち高調整の動きとみられている。前日に1.15ドルを上抜けた背景には20日の欧州中央銀行(ECB)理事会やその後の総裁会見の内容がタカ派寄りになるとの期待の織り込みもあるとされ「目線は引き続き上方向」(別の国内金融機関)との声が出ていた。

ユーロのじり安もあって、東京時間のドルインデックスは94後半を軸に底堅い動きだった。ただ、ドルは引き続き弱い地合いが意識されやすいという。前週末に発表された米消費者物価や米小売が弱い結果となったことや、米上院で医療保険制度改革(オバマケア)代替法案の可決が困難になったことが背景にある。

一方で「円を買う材料も見当たらない」(FX会社)とされ、ドル/円はドル安/円高が勢いづく局面までにはなっていないようだ。

市場では「ドル安、金利安が株買いにつながるという流れが続く限り、本格的なリスクオフにはなりづらい。どんな材料でも株買いにつながってしまうサイクルはいずれ断ち切られる可能性があるが、当面はないだろう」(機関投資家)との見方が聞かれた。

        ドル/円<JPY=>  ユーロ/ドル<EUR=>  ユーロ/円<EURJPY=>

午後3時現在 112.13/15 1.1530/34 129.29/33

午前9時現在 111.98/00 1.1546/50 129.30/34

NY午後5時 112.05/07 1.1552/57 129.45/49

(為替マーケットチーム)