一方で、望ましくない結果や挫折で、気持ちが萎えることもよくあります。リーダーは、メンバーをそこからいち早く脱してもらうために、そして成長を続けてもらうために、励まし続けることです。それが大切なサポートになります。

 誰しも激励されることで成長し、壁を突破し、活動を続けることができるのです。それが、チームの結束力を高めていきます。

全体を見守り、メンバーを見つめる姿勢を保とう

 メンバーは常に、悩んでいます。真剣に取り組めば取り組むほど、悩みも深くなります。悩んでいることがわかったら、リーダーはすばやく相談する機会を設けることです。

 これは、メンバーが成長を知るうえでも役に立ちます。メンバーの成長は、チームの成長となり、この成長が戦えるチームへと結束力を高めて、業績の向上に貢献していくのです。

 その一方で、リーダーが口を出せば出すほど、教えれば教えるほど、メンバーの成長が止まります。なぜなら、メンバーが自分で判断する能力を鍛える機会が減ってしまうからです。

 全体を見守り、メンバーを見つめる姿勢をリーダーが持つことで、「戦えるチーム」の結束力は継続されていきます。

 そしてメンバーを認めて、口出しするのを避けて、大きな方向性や判断基準を教えながら、メンバーを見守っていくのです。励ます機会を逃さないためにも、見守ることが大切です。常に見守ることで、働きかけるタイミングは見えるようになります。

 リーダーが見守っていると、それはメンバーにすぐに伝わります。見守るリーダーの存在そのものが、激励になっているのです。リーダー自身も、メンバーも成長していくために大切なことは、トレーニングによる新しい知識や技術の習得でしょうか。ライバルとの切磋琢磨でしょうか。