「DESIGN TOKYO」(2017年7月)でお披露目を終えたスウェーデン発コネクトウオッチ“KRONABY(クロナビー)”が、本格的に日本上陸を果たす。クラシカルでありながら、技術の粋を集めた新時代の時計として、世界的にも注目を集めている。

某有名モバイルカンパニーの開発者たちが立ち上げ、
ムーブメント、アプリ、クラウドサービスの全て自社で完結

 今、腕時計の世界は新しい時代に入ろうとしている。潮流は、スマートウオッチとコネクトウオッチの台頭だ。スマートウオッチが、腕時計にスマホの機能を持たせた液晶画面であるのに対して、コネクトウオッチは、スマホの機能を専用のアプリを通して作動させるため、クラシカルな腕時計の外見を持つ。

東京ビッグサイトで7月初旬に開催された「東京デザイン製品展」に出展したクロナビー

 KRONABY(クロナビー)は、スウェーデンのマルメーで創業された、コネクトウオッチ専業のブランドである。某有名モバイルカンパニーの開発者たちが立ち上げた新興ブランドで、スカンジナビア最先端のデザインと、世界屈指のテクノロジーが組み合わされている。

 開発のコンセプトは、従来の時計づくりとは少し違う。KRONABYの開発者たちは、スマートフォンに縛られ、寝る直前までメッセージをチェックする現状に窮屈さを感じ、液晶画面を見ることを避けるため、“見た目は100%クオーツ時計”の美しいコネクトウオッチを開発しようと決意した。現在、全4モデル24バージョンをフルラインアップ。高級時計ブランドと同様の質の高い素材を使い、シプルで簡単な操作が特徴となっている。

 KRONABYのアドバンテージは、コネクトウオッチの核となる、ムーブメント、アプリ、クラウドサービスを、全て自社で完結させていることにある。この体制を構築したことで、アプリと時計の同時アップデートを可能にし、時間が経てば経つほど時計の能力は高まり続ける。これができるコネクトウオッチは、現在、KRONABYだけである。

 KRONABYは2017年4月からスカンジナビア諸国を含む欧州数カ国で展開が始まり、欧州・米国を含めた世界400店舗で発売。スウェーデン最大の腕時計専門店では、すでにトップ10に入る売上げを記録している。日本では7月20日から大手時計専門店TiCTACの主要都市店舗で先行発売を行い、本格的な展開を8月からスタートする予定だ。