[20日 ロイター] - <為替> 欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が、秋に政策変更を議論する方針を示唆したことを受け、ユーロは対ドル<EUR=>で約2年ぶりの高値水準を記録した。ドル/円<JPY=>は、前日の約3週間ぶり安値をやや上回る水準で推移した。

外為市場:[USD/J]

<ロンドン株式市場> 続伸して取引を終えた。決算発表や業績見通しが主な材料だった。

英蘭系日用品大手ユニリーバ<ULVR.L>は1.7%上昇した。第2・四半期の売上高が市場予想をやや下回ったものの、通期の業績目標は維持するとの発言が買い安心感につながった。

資源大手のアングロ・アメリカン<AAL.L>は2.9%上昇。第2・四半期の鉄鉱石生産が増え、通期の生産目標を引き上げた。

食品大手プレミア・フーズ<PFD.L>は3.2%上昇した。第1・四半期売上高は市場予想と一致する形で減少したが、通期の業績目標は維持した。

一方、格安航空大手イージージェット<EZJ.L>は5.9%下落した。夏季の価格設定について慎重な見方を示したことが嫌気された。

ロンドン株式市場:[.LJP]

<欧州株式市場> 反落して取引を終えた。ユーロの値上がりに伴い輸出関連株が売られたほか、決算が嫌気された銘柄も値を下げた。

欧州中央銀行(ECB)は20日、現行の金融政策の維持を決めた。ドラギECB総裁は今秋に量的緩和政策の縮小を議論すると述べた。これを受け、ユーロと国債利回りが上昇した。

ユーロ高を受け、輸出が事業の大部分を占める航空宇宙・防衛や自動車企業の株が売られた。

STOXX欧州600種資源株指数<.SXPP>は1.85%低下し、部門別で最も大幅に落ち込んだ。

銀行株指数<.SX7P>は0.42%低下した。中でも北欧諸国で時価総額が最大のノルデア銀行<NDA.ST>が5.2%安と、全体の重しとなった。第2・四半期の営業利益が市場予想に届かなかったことが嫌気された。

欧州株式市場:[.FJ]

<ユーロ圏債券> 欧州中央銀行(ECB)が超緩和策の維持を決定したことを受け、独連邦債とユーロ圏周辺国の国債との利回り格差が大きく縮小した。

ECBはこの日の理事会で超緩和的な政策スタンスの据え置きを決定。見通しが悪化すれば資産買い入れを拡大する道も残した。また、ドラギ総裁は理事会後の記者会見で金融政策ガイダンスの変更見送りと緩和策変更の検討時期を設定しない方針を全会一致で決定したと明らかにし、議論は秋に行われるべきと述べ、テーパリング(資産買い入れの段階的縮小)をめぐる議論が9月に行われることを示唆した。

これを受け独10年債<DE10YT=TWEB>利回りは0.56%と2ベーシスポイント(bp)上昇したが、その後は上げ幅を縮小し、ほぼ横ばいの0.54%となった。

ユーロ圏金融・債券市場:[DE/BJ]