[シドニー 21日 ロイター] - オーストラリア準備銀行(中央銀行、RBA)のデベル副総裁は21日、欧米金融当局の間で見られる最近のタカ派的な流れについて、オーストラリアでも利上げが必要だということには必ずしもならないとの見方を示した。

副総裁はアデレードで講演し、「オーストラリアで海外のような超低金利政策が必要ないのと全く同じで、海外の中銀が利上げしたからといって、自動的に国内金利を引き上げる必要はない」と述べた。

今週発表の議事要旨では、RBAが中立金利を3.5%と推定していることが明らかになった。現行の政策金利は1.5%であるため、一部の市場関係者は、タカ派的なメッセージと受け止めた。

副総裁は、そうした見方を否定。「先の理事会で中立金利が議論されたことについては、深読みすべきではない」とし、中立金利は以前に比べて低下しており、今の1.5%は、1990年代や2000年代初めの1.5%ほど緩和的ではないとの認識を示した。

副総裁は、豪ドルの上昇が、低金利や世界経済拡大の効果を削ぐ可能性があるとも発言。

「海外の金融緩和は世界経済の成長加速につながり、国内経済にプラスだが、為替レートの上昇は、そうした効果を減殺する」と述べた。