[ジュネーブ 20日 ロイター] - 英国のフォックス国際貿易相は20日、インタビューに応じ、新たな貿易協定を結ばないまま英国が欧州連合(EU)を離脱したとしても世界の終わりではないとしつつ、現在の開かれた関係を維持できなければ世界的に大きな影響を及ぼすだろうと述べた。

20日の外国為替市場でポンドが下落。英国のEU離脱(ブレグジット)を巡る交渉が協定なしに終了すれば、世界貿易機関(WTO)ルールに基づいて貿易を行うことになるとの懸念が広がった。優遇アクセスがなくなることになり、多くのエコノミストは企業活動が損なわれると警告している。

フォックス氏は「人々はWTOシナリオを世界の終わりのように話しているが、WTOルールに基づいて米国や中国、日本、インド、湾岸諸国と現在貿易を行っていることを忘れており、われわれの通商関係は強固で健全だ」と指摘。「どんな後ろ向きのシナリオ、最悪のシナリオでも描くことは可能だ。われわれはそれよりもはるかに良い結末を目指している」と述べた。

その上で「欧州での貿易や投資に現在はない障壁を設ければ、欧州が開放的な貿易の案内役になることはなく、欧州大陸を越えて世界経済に影響を及ぼすだろう」と述べた。