スマートエイジングライフ
2017年8月1日
ダイヤモンド・オンライン編集部
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体臭対策を「皮膚ガス」研究者に聞く、25cmが“クサいの壁”

代謝とは、生体内で発生している化学反応のこと。代謝を行うことで、ヒトの体では、日々さまざまな物質が製造されているのだ。それらの物質の中には、不快な臭気を漂わせるものが少なくないが、全身から気化した状態で放出されるものもある。その名も「皮膚ガス」。いったい、何が原因となって、どんな臭いが発生しているのだろうか? 皮膚ガスの権威から話を聞いた。(ライター/大西洋平)

お酒を飲むと身体からも臭い
疲れるとアンモニアが発生!

 「知らず知らずのうちに、あなたは身体から臭いガスを出している」

 こう指摘されて、ショックを受ける人は少なくないだろう。最も分かりやすいのが、二日酔いの人。口臭もさることながら、近づくと身体中から独特の臭気が漂ってくるものだ。身体の表面から出てくるガスは「皮膚ガス」と呼ばれるが、皮膚ガス研究の第一人者である東海大学理学部化学科の関根嘉香教授は次のように説明する。

東海大学理学部化学科 関根嘉香教授

 「体内に吸収されたアルコールは、肝臓でアセトアルデヒドに分解されます。そして、血液中のアセトアルデヒドが皮膚から放出されることで、特有の刺激的で青くさい臭いが生じるわけです」

 お酒を飲んだときだけではない。人間の皮膚からは、100種類以上もの物質が皮膚ガスとなって放出されているという。

 筋肉が疲労すれば、乳酸とともにアンモニアが作り出される。乳酸は体内にとどまるが、アンモニアは気化して体外に出ていく。アンモニアといえば、尿の臭いに代表される刺激臭だ。

 一方、食事制限によるダイエットなどで脂質の代謝が進むと、体内で急増するのがアセトン。これも皮膚ガスになる。アセトンはマニキュアの除光液の主成分で、ツンと鼻に刺さって喉が渇くような臭いがする。


40代からの男磨き スマートエイジングライフ

人生の折り返し地点を迎える40代。立場の変化だけでなく、体に起こる変化にも戸惑っている男性は少なくないだろう。この連載では、年齢を重ねるのが楽しくなる「スマートエイジング」な方法を提案、紹介していきます。

「40代からの男磨き スマートエイジングライフ」

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