7月20日、欧州企業は今、設備投資の前年比伸び率が世界で最も高い。手元に潤沢な現金を保有している上に、何年も続けてきた守りの姿勢から脱却しつつあるからだ。写真はユーロ紙幣。ウィーンで昨年10月撮影(2017年 ロイター/Leonhard Foeger)

[ロンドン 20日 ロイター] - 欧州企業は今、設備投資の前年比伸び率が世界で最も高い。手元に潤沢な現金を保有している上に、何年も続けてきた守りの姿勢から脱却しつつあるからだ。

 ソブリン債危機や低調な利益、政治的不透明感などに見舞われていた欧州企業は過去数年間、投資計画を棚上げしてきた。しかし現在は、利益見通しが7年余りぶりの高水準となり、借り入れコストは低く、地域経済は勢いが増している。そこで各企業は機械や生産設備の更新に再び目を向けるようになった。

 欧州では来週が企業決算発表のピークで、特に工業や建設といったインフラ関連セクターで設備投資が注目を集めるだろう。

 これまでに出ている材料は明るい。欧州企業の足元の設備投資は前年比約3%増で、他の主要地域を優に上回っている。

 ナティクシス・グローバル・アセット・マネジメントのチーフ市場ストラテジスト、デーブ・ラファーティ氏は「企業業績が改善しているのに伴って、設備投資が上向く様子が見え始めていると思う」と述べた。