[24日 ロイター] - 米グーグルの持ち株会社アルファベット<GOOGL.O>が発表した第2・四半期(6月30日終了)決算は増収減益となったものの、売上高と利益がともにアナリスト予想を上回った。

連結売上高は約21%増の260億1000万ドル。トムソン・ロイター・エスティメーツのまとめたアナリスト予想平均の256億5000万ドルを上回った。モバイルや動画共有サイト「ユーチューブ」の広告需要が堅調だった。

ただ、開発費などを除いた売上原価は28%増で、売上高の伸び(約21%)を上回った。アルファベットは、利用者のモバイルシフトが進む中でコストが高止まりする可能性を警告した。

純利益は35億2000万ドル(クラスA・B・C株1株当たり5.01ドル)。1株利益は前年同期の7ドルから減少したが、アナリスト予想の4.49ドルは上回った。

欧州連合(EU)が先月、グーグル部門に科した過去最高の制裁金24億ユーロ(27億ドル)を費用として一括計上したことが重しになった。EU制裁金を除いた場合の1株利益は8.90ドルだった。

アルファベット株は24日引け後の取引で約3%安。年初から24日終値までで26%近く上昇していたことから、利益確定の売りが出たとの指摘もある。

グーグルの広告売上高は18.4%増の226億7000万ドル。

広告クリック数(ペイド・クリック数)は52%増、ファクトセットが集計したアナリスト予想平均(35.2%増)を上回る伸びを示した。第1・四半期は44%増だった。

クリック単価は23%減少した。

スマートフォン「Pixel」やグーグル・プレイ・ストア、クラウド事業など、広告以外の売上高は42.3%増の30億9000万ドルと急増した。

シーブリーズ・パートナーズ・マネジメントのカス社長は、売上原価の増加が予想以上に営業利益を圧迫したと分析した上で、今後もコストが問題となる可能性があると指摘した。

アルファベットのポラット最高財務責任者(CFO)は、アナリストとの会見で利益率について問われると、「当社は営業利益率ではなく、売上高と営業利益の金額の伸びに着目している」と回答。

コストの増加は、高成長が見込める製品への投資を増やした結果であり、株主価値の創出にもつながるとの見方を示した。

*内容を追加します。