[東京 25日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ小幅にドル安/円高の111円付近。仲値公示にかけて実需のドル買いが優勢となり111.34円まで上値を伸ばしたが、買いが一巡すると111円を挟んだもみあいとなり、欧州序盤では110円後半での取引となっている。

商業決済が集中しやすい五・十日のきょうは、輸入企業などのドル買い/円売りが優勢で、朝方111.10円台で推移していたドルは、仲値に向かって111.34円まで上昇した。

しかし、実需のフローが一巡した後は、111円ばさみとなり、トランプ政策の先行き不透明感が意識され、積極的にドルが買いづらい地合いとなった。

あすに米連邦公開市場委員会(FOMC)などの重要イベントを控え、「きょう何かを仕掛けるタイミングではなくなっている」(外為アナリスト)との声も出ていた。

きょうの参院予算委員会では、学校法人「加計学園」の獣医学部新設を巡る問題などについて審査が行われたが、世論調査にどのように響くか関心が集まっている。「安倍政権の支持率がここから急激に上向くとは思えない。もう少し支持率が落ちれば、ポスト安倍の面々が動き出す可能性もある」(国内銀)との声が出ていた。

支持率が下げ止まらなかった場合は先行き不透明感が嫌気され、円買い圧力となる可能性もあるという。

一方、トランプ米大統領の娘婿ジャレッド・クシュナー大統領上級顧問は24日、ロシア当局者と昨年4回にわたり接触したことを認めつつも、2016年の米大統領選中にロシア政府との「共謀はなかった」と強調した。同氏はきょう、下院情報委員会でも証言を行う。

同氏を巡っては、選挙を経ずに、米政権の重要ポストに就いたことから、米議会の一部で反感を買っているとされ、調査の進展に関心が寄せられている。

シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー・インデックス(VIX指数)<.VIX>が、算出開始以来初となる7営業日連続の10割れとなっている。

かつてないほどの低水準で推移するVIXは、一般に、株式投資家の楽観的見方を反映しているとされる。しかし「楽観的な見方を維持したいがためにボラティリティーを売っている投機筋もいるわけで、因果関係は逆かもしれない。過去の例では、低位安定の後にボラティリティーが急伸することもあり、注意が必要だ」 (金融アナリスト)という。

ドル/円<JPY=>  ユーロ/ドル<EUR=>  ユーロ/円<EURJPY=>

午後3時現在 111.01/03 1.1661/65 129.46/50

午前9時現在 111.22/24 1.1637/41 129.44/48

NY午後5時 111.09/12 1.1638/46 129.32/36

(為替マーケットチーム)