[ベルリン 25日 ロイター] - ドイツのIFO経済研究所が公表した7月の業況指数は116.0と予想に反して前月から上昇し、3カ月連続で過去最高を更新した。ユーロ高による下押しの影響は見られず、製造業がさらなる輸出拡大を見込んでいることも明らかになった。

ロイターがまとめた市場予想は114.9。6月は115.2だった。

IFOのエコノミスト、クラウス・ボールラーベ氏は「製造業はとりわけ楽観的で、輸出セクターがけん引役となっている」とし、企業は「輸出が今後著しく拡大する」と予想していると話す。

またドイツ企業は為替変動の影響に対処する経験を積んでおり、ユーロ高の影響を受けていないと指摘。「ドイツ経済に打撃を与える要因はほとんど何もないようだ」と語った。

IFOのクレメンス・フュースト所長は声明で「独企業は高揚感に浸っている。現況への満足度は東西ドイツ統合以降で最高水準となった」と指摘。「短期的な見通しも改善した。国内経済は力強く成長している」との見方を示した。

セクター別では製造業、建設、卸売の業況感が改善。一方、小売は悪化した。

ウニクレディトのエコノミスト、トーマス・ストロベル氏は、自動車業界の排ガス不正やカルテル疑惑、トルコとの関係悪化などを受けて、今後業況が悪化する恐れがあると指摘する。ただ、全般的なトレンドは引き続き上向きな公算が大きく、「中期的には輸出依存型の製造業者を支援する」とみている。

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