[ワシントン 26日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)は26日まで開催した米連邦公開市場委員会(FOMC)で金利を据え置くとともに、「比較的早期に」バランスシートの縮小に着手する考えを示し、景気先行きに対する自信を示した。

FRBはフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を1.0─1.25%に維持、緩やかな利上げ軌道を継続するとしている。

FOMC声明では、経済は緩やかに拡大しており、雇用の伸びも堅調との認識を表明。だが、総合および基調インフレはいずれも低下しており、物価動向を「注視する」と指摘した。だが、景気は今後も力強さを増すと見込んでいるとした。

また「委員会はバランスシートの正常化プログラムを比較的早期に実行に移すと想定している」とし、6月に示した計画に沿って行う考えを示した。

声明発表を受けて、市場ではFRBが次回9月の会合でバランスシートの縮小開始を発表するとの見方が強まった。

ウェルズ・ファーゴ・ファンズ・マネジメントの投資ストラテジスト、ブライアン・ジェイコブセン氏は「FRBは市場に9月のバランスシート縮小開始を宣言したも同然」と述べる。

声明を受けた金融市場の反応は、米株が値上がりする一方、国債利回りは低下。主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は低下した。

ドイツ銀行のトーステン・スロック氏は、トランプ米大統領がイエレンFRB議長を再任するか不透明感が強いため、FRBはバランスシートの縮小開始を急ぎたいのだろうと話す。

FRBが基調インフレ指標として注目するコア個人消費支出(PCE)物価指数は、5月に前年同月比1.4%上昇と、伸びが縮小。2月の1.8%上昇から鈍化傾向が鮮明となっており、一部のFRB当局者は懸念を示している。

6月のFOMC声明は、インフレ率は2%の目標を「いく分」下回っているとしていたが、今回の声明は、単に目標を下回っているとの表現に変わった。

コモンウェルスFXのアナリスト、オマー・エシナー氏は「やや慎重姿勢を強めている兆候」とみている。

今回の決定に反対票を投じたメンバーはいなかった。

*内容を追加しました。

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