[ソウル 27日 ロイター] - 韓国のサムスン電子<005930.KS>が27日に発表した第2・四半期決算は、営業利益が前年比72.7%増の14兆1000億ウォン(126億8000万ドル)となり、四半期として過去最高益を記録した。メモリーチップの売り上げが寄与した。

同社は今月公表した第2・四半期決算見通しで営業利益を14兆ウォンと予想しており、これとほぼ一致する結果となった。

売上高は19.8%増の61兆ウォン。こちらも見通しとほぼ一致した。

<メモリーチップブーム続く>

サムスン電子は、メモリーチップブームは第3・四半期も続くと予想。「第3・四半期については、良好な半導体市況が続くとみている。ただ、ディスプレーパネルやモバイル事業は弱含む可能性があるため、全体の利益は前期比では若干減少するかもしれない」と指摘した。

一方、アナリストは、半導体の需要が飛躍的に伸びる「スーパーサイクル」と呼ばれる活況期を背景に、第3・四半期利益の利益は第2・四半期を上回ると予想している。

HMCインベストメント・アンド・セキュリティーズのアナリスト、グレッグ・ロー氏は「(利益の)15兆ウォン突破は可能だ。モバイル部門は第2・四半期が非常に堅調だったことから、第3・四半期はそれよりも若干弱くなる可能性があるものの、アップル<AAPL.O>へ供給する有機ELパネルの売上高は、第3・四半期から反映されはじめる」と説明した。

事業別では、第2・四半期の半導体事業の営業利益は過去最高の8兆ウォンで、前年の2兆6000億ウォンから急増。需要増と供給タイト化を背景にDRAMとNANDの価格が上昇し、利益率が改善した。

一方で、モバイル事業は第2・四半期に、営業利益が4兆1000億ウォンとなり、4兆3000億ウォンだった前年同期から減少した。

サムスン電子は27日、1兆7000億ウォン相当の自社株(普通株)買いを実施すると発表。2兆ウォン規模の自社株消却も発表した。

27日のソウル株式市場で、サムスン電子は約1%上昇している。

*内容を追加しました。