7月27日、中国の新興電気自動車(EV)メーカーの間で提携強化を模索する動きが広がっている。写真は上海モーターショーで展示された奇点汽車のiS6。4月撮影(2017年 ロイター/Aly Song)

[北京 27日 ロイター] - 中国の新興電気自動車(EV)メーカーの間で提携強化を模索する動きが広がっている。市場での競争激化や来年にも予想される規制強化を見据え、経営資源を共通化して開発に掛ける資金と時間を節約するのが狙いだ。

 新興EVメーカー、奇点汽車の創業者で最高経営責任者(CEO)の沈海寅氏はロイターのインタビューで、CHJオートモーティブ、紅星汽車、AIWAYS、WMモーターの同業4社と数ヵ月にわたり提携について協議していると明かした。今年末に共通のEV用プラットフォームの開発に着手することを目標に掲げ、9月末までに話し合いを終える予定だという。

 沈氏は、EV業界全体がインターネットに接続する、バッテリー駆動型のスマートカーに移行しており、メーカーが差別化を図るのはますます困難になっていると指摘。「ブランドが異なろうとも基本ソフト(OS)はアンドロイドで共通しているスマートフォンと同じように、スマートEVも競争において所有者の満足度やサービスの比重が高まる」とみている。

 自動車メーカーは何年も前から、プラットフォーム技術の共通化によってガソリンエンジン車のコストを削減しようと努めてきた。しかしなおモデルごとに異なるプラットフォームが使われている例は少なくない。