[東京 28日 ロイター] - シャープ<6753.T>が28日発表した2017年4─6月期決算は営業損益が171億円の黒字となり、前年同期の25億円の赤字から回復した。営業黒字は4四半期連続。販売価格下落の影響はあったものの、スマートフォーム関連や液晶テレビの販売拡大が利益を押し上げた。

売上高は前年比19.6%増の5064億円だった。液晶テレビなどのアドバンスディスプレイシステム部門が前年比49.4%増の2496億円と大きく伸びた。中国で販売が拡大。親会社である台湾の鴻海精密工業<2317.TW>とのシナジー効果が販売増につながった。欧州でブランドを買い戻したことも寄与した。

通期予想は据え置いた。営業利益予想の900億円(前年比44.1%増)はトムソン・ロイターがまとめたアナリスト11人の予測平均値874億円をやや上回る水準となっている。

鴻海傘下のフォックスコン<2354.TW>は26日、米ウィスコンシン州に今後4年間で100億ドルを投じて液晶パネル工場を建設する計画を発表した。

会見した野村勝明副社長はシャープの関わりについて「具体的なコメントは差し控えるが、シャープはグローバルで液晶テレビ事業の拡大を計画しており、その中でいろいろ検討していく」と語った。

*内容を追加しました。

(志田義寧)