[東京 28日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、小幅にドル安/円高の110円後半。今日発表される米第2・四半期GDP速報値に関心が集まる中、利益確定や調整売りに押されて上値の重さが意識された。取引は低迷し、夏枯れで方向感が出にくかった。

ドルは朝方に111.30円付近を推移していたが、利益確定や持ち高調整の売りに押されてじり安となり、仲値を挟んで一時110.92円に下落した。

実需のフローは輸入企業のドル買いが優勢だったと見られる。

市場では、今夜に発表される米第2・四半期GDP速報値に関心が集まっている。

米アトランタ地区連銀の経済予測モデル「GDPナウ」によると、第2・四半期の米国内総生産(GDP)伸び率は年率2.8%となる見通し。

「4―6月のGDPが市場予想を上回る結果となれば、イエレンFRB議長が『一時的』と描写したインフレや消費の低迷が正しかったことになり、株高、ドル高につながる可能性がある」(証券会社)との意見が聞かれた。

稲田朋美防衛相が辞表を提出したと伝わったが、ドル/円の反応は乏しかった。「政局がすぐ材料になる様子はない。株価や金利が手掛かりになるが、目立った動きは出ていない」(国内金融機関)との声が出ていた。内閣改造人事や支持率の動向にも引き続き関心が寄せられそうだという。

一方、議会で連邦債務上限の引き上げ合意が遅れれば、米政府はデフォルトに陥るとの懸念から、25日に約10年ぶりの高水準1.2030%まで上昇した米3カ月物国庫短期証券(TB)<US3MT=RR>の利回りは、1.1031/1.0929%の気配。ニューヨーク市場終盤の1.106%から若干低下した。

ムニューシン米財務長官は26日、議会に対し、8月の休会前に債務上限を引き上げるよう求めた。納税者の利払いコスト増やデフォルト(債務不履行)の可能性を巡る市場の不透明感を回避する必要があるとした。[nL3N1KH6LQ]

日本の消費者物価指数(CPI)や、日銀金融政策決定会合の主な意見(19、20日分)が発表されたが、相場の反応は限られた。

日銀の主な意見では「現在の強力な金融緩和を粘り強く推進していくことが重要」「物価見通し下振れているが、現時点で追加緩和は不要」などの意見が伝わった。

ドル/円<JPY=>  ユーロ/ドル<EUR=>  ユーロ/円<EURJPY=>

午後3時現在 110.95/97 1.1692/96 129.73/77

午前9時現在 111.08/10 1.1688/92 129.84/88

NY午後5時 111.22/28 1.1676/78 129.89/93 

(為替マーケットチーム)