[東京 31日 ロイター] - 日本航空(JAL)<9201.T>は31日、2018年3月期通期の連結業績予想を上方修正したと発表した。純利益予想は従来の1000億円から1080億円に増やす。

17年4―6月期の国際線旅客単価、国内線旅客や貨物の需要などが想定を上回り、燃油費も想定より減少することが寄与する。

年間配当予想も1株あたり96円(前期は94円)と従来予想の90円から6円上積みする。

通期の営業利益予想は従来の1420億円から1530億円に上振れる。トムソン・ロイターが集計したアナリスト14人の予測平均値は1539億円で、会社側の修正値とほぼ同水準となっている。通期の売上高予想は1兆3390億円から1兆3480億円に引き上げた。

斉藤典和専務は決算会見で、4―6月期の計画達成状況を踏まえて通期予想を上方修正したと説明、「7月以降も期初計画を達成できる見通し」と述べた。

<4―6月期の国内線、機内WiFi無料化が寄与>

同時に発表した4―6月期の連結決算では、営業利益が前年同期比12%増の247億円、純利益は同32.9%増の196億円。売上高は同5.9%増の3148億円だった。

4―6月期の旅客収入は国際、国内いずれも同6.1%伸びた。国際線では北米線や欧州線でのビジネス需要が堅調で、単価が想定より3%ほど上昇。国内線では他社との価格競争や前売り系運賃の利用拡大で単価は1.8%下落したが、個人、団体ともに需要が堅調に増加した。貨物も欧米、中国方面で重量が増えたという。

国内線では2月から開始したインターネットやEメールが利用できる機内Wi―Fi無料サービスの効果も寄与した。もともとは有料で、無料サービスは2月から8月末までの期間限定だったが、6月に完全無料化に踏み切った。斉藤専務は、2月以降は一定の増収効果を見込んでいたが「想定を上回った」とし、乗客へのアンケートでも日航を利用する「選択の大きな要因ということが検証できている」と語った。

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(白木真紀)