[ブリュッセル 1日 ロイター] - 欧州連合(EU)統計局が1日発表した第2・四半期のユーロ圏域内総生産(GDP)速報値は、前期比0.6%、前年比2.1%それぞれ増加し、いずれもロイターがまとめたエコノミスト予想と一致した。

年率では2.3%増となった。第1・四半期は2.0%増だった。

EU統計局は第1・四半期のGDP伸び率を前期比0.5%とし、これまでの0.6%から改定した。

これに対し英国立統計局(ONS)が前月末に発表した第2・四半期のGDP速報値は前期比0.3%増。前四半期の0.2%からやや加速したものの、伸びはユーロ圏の半分にとどまっている。

英経済成長は昨年はユーロ圏を上回っていたが、今年3月のEU離脱交渉開始とほぼ同時にペースが鈍化。ユーロ圏では対照的に堅調な内需や失業率の低下などにけん引され成長は加速している。

INGのシニアエコノミスト、バート・コリーン氏は「ユーロ圏経済は上半期を非常に健全な状態で終えた。下半期も成長は堅調に継続する」との見方を示した。

欧州委員会は5月、ユーロ圏の2017年の成長率は1.7%、18年は1.8%となるとの見通しを発表。欧州委のモスコビシ委員(経済・財務担当)は今回のGDP統計を受け、欧州委は見通しを上方修正する可能性があると述べた。

国際通貨基金(IMF)は前月、ユーロ圏の経済成長率見通しについて、17年は1.9%、18年は1.7%とし、前回見通しをそれぞれ0.2%ポイント、0.1%ポイント引き上げた。これに対し英国の17年の成長率見通しは1.7%とし、第1・四半期の経済活動が予想より弱かったことを理由に前回見通しから0.3%ポイント下方修正した。18年については1.5%に据え置いた。

EU統計局はユーロ圏の第2・四半期GDP改定値を16日に、確報値を9月7日に発表する。

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