[ニューヨーク 1日 ロイター] - 1日のニューヨーク外為市場では、主要6通貨に対するドル指数<.DXY>が一時15カ月ぶりの安値に沈み、ドル/円<JPY=>は6週間余りぶりに109円台まで下げる場面があった。米国の政治的混乱や低調な経済指標の発表で、米連邦準備理事会(FRB)の利上げ見通しに不透明感が広がったことが影響した。

終盤はポジション調整の動きからドルがやや買い戻され、ドル/円は110.32円まで持ち直し、ユーロ/ドル<EUR=>は0.3%安の1.1800ドル。ドル指数も2016年5月以来の安値92.777を付けた後、0.2%高の93.060になった。

トランプ米大統領がホワイトハウスのスカラムチ広報部長を起用からわずか10日で解任したことに伴う混乱が尾を引き、ドルを圧迫し続けると予想されている。

みずほのFXストラテジスト、サイリーン・ハラジリ氏は「米国における政策面の不確実性が最近のドル安の最大の要因だと思う。トランプ氏の大統領当選がもたらしたプラス効果は現時点で消えてしまったのではないか」と話した。

こうした中でCMEグループのフェドウオッチが示す12月の米利上げ確率は約46%にとどまっている。

クレディ・アグリコルのFXストラテジスト、バシリ・セレブリアコフ氏は「ドルにとってはすべてが悪い流れになっている。もしドルをショートにしているなら状況は有利に運んでおり、そうした見方を覆す材料は乏しい」と指摘。米国の6月建設支出や7月自動車販売もドル安を助長したと付け加えた。

6月建設支出は前月比1.3%減で16年9月以来の低水準。ロイターがまとめたエコノミスト予想は0.4%増だった。

ドル/円 NY終値 110.35/110.37

始値 110.45

高値 110.58

安値 109.94

ユーロ/ドル NY終値 1.1801/1.1802

始値 1.1810

高値 1.1838

安値 1.1786