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美人のもと

振り子

西村ヤスロウ [広告プランナー]
【第112回】 2011年8月29日
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 美人の歩き方は美しい。直線でまっすぐ進んでいるように見える。スーッと、動いている感じで見ているだけで気持いい。颯爽と歩いている姿は周囲に元気を与えているように思う。

 なぜ歩き方がきれいな人は美人が多いのか。歩き方がいいと「美人のもと」が増えていくのではないか。

 誰でも歩き方のクセはある。顔が判別できないような距離でも歩き方で誰かを見極めることができる。そういうクセではなく、美しい歩き方のポイントを考えたい。

 それは頭の動きにあるように思う。歩いているのだから、頭は多少上下に動く。個人差があるのが左右の揺れだ。美人は左右に動きにくい。

 頭を左右に振っているような人がいる。どうも「美人のもと」が減っている人に多い。振り子歩きは、「美人のもと」に悪いのではないか。

 なぜ、振り子になるのか。それはバッグなどの持ち方にある。頭が揺れにくい人はしっかり手で握るように持つ。一方、振り子さんはバッグを腕にかけるように持つ人が多い。歩いているとバッグ自体が左右に揺れ、振り子になって、それがカラダを振り子にしてしまい、頭が揺れるのだ。頭が揺れて、さらに振り子のバッグの揺れが大きくなる。左右の揺れを利用して前に進んでいるかのようで、バッグがエンジンのピストンとして機能しているように見える。

 そして、ピストンとなったバッグは周囲の人にぶつかり迷惑をかける。そういう人は、自分がぶつけているのにぶつけた相手をにらむ。そういう瞬間は街を歩いていると簡単に見かけることができる。その時の振り子さんの顔を見るといい。あれが「美人のもと」が消えていく瞬間だと確認できる。

 振り子さんはバッグを腕からおろしても、振り子であることがわかる。腕にバッグの跡である線が入っているのだ。特に夏は肌にそのまま線が残っている。振り子印だ。

 スーパーマーケットで買物をしても、レジの袋で振り子をつくってしまうので、振り子印が何本も入ることがある。

 しっかり手で握って持つこと。できなければ肩を利用する持ち方。歩くときの自分の幅を狭くする意識だけで振り子の危険から自らを守ることができるはずだ。


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西村ヤスロウ [広告プランナー]

1962年生まれ。プランナー。趣味は人間観察。著書に『Are You Yellow Monkey?』『しぐさの解読 彼女はなぜフグになるのか』などがある。


美人のもと

『経』に好評連載中の西村ヤスロウ氏によるエッセイ。「美人のもと」とは、女性なら誰しも持っているもの、「美人のもと」を磨き続けるためのコツを解き明かす。

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