[ワシントン 3日 ロイター] - 米商務省が3日発表した6月の製造業受注は前月比3.0%増と、2016年10月以来、8カ月ぶりの大幅なプラスとなった。3カ月ぶりの増加だった。市場予想は2.9%増だった。

5月の数字は当初発表の0.8%減から0.3%減へ上方改定された。

米経済の約12%を占める製造業は、石油・ガスの掘削事業の増加が追い風となっていた。ただ原油の供給が豊富な中で原油価格は抑制されてきており、エネルギー部門の勢いは落ち着いてきている。同時に自動車業界は、売り上げが減り在庫が積み上がる中で生産を縮小している。

自動車生産は3四半期連続で減っている。米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)<GM.N>とフォード・モーター<F.N>は今年下半期に生産を減らす旨を発表している。7月の米自動車売上高は前年同月比6.1%減の1673万台(季節調整済み、年率換算)だった。

民間設備投資の先行指標となる資本財から国防関連と航空機を除くコア資本財は前月から横ばいだった。先月発表された速報値は0.1%減だった。5月は0.8%増加していた。

国内総生産(GDP)で企業の設備投資の計算に使われるコア資本財の出荷は前月比0.1%増だった。速報値の0.2%増から下方改定された。

6月の受注の内訳は、機械が0.4%増。5月は2.6%増加していた。鉱業と油田・ガス田用機械は3.8%増。5月は10.3%増だった。

輸送機器は19.0%急増し、14年7月以来の大幅な伸びだった。民間航空機が131.1%増えたことを反映した。自動車は0.1%増。5月は0.3%増加していた。

受注残高は1.3%増と、14年7月以来の大幅なプラスだった。在庫は0.2%増。一方、出荷は0.2%減だった。出荷に対する在庫の比率は1.38。5月は1.37だった。