[カラカス 3日 ロイター] - ベネズエラ国営石油会社PDVSA[PDVSA.UL]は、8月11日まで監査済み決算の発表を延期することを模索している。同社が債券受託者であるMUFGユニオン・バンク[UBCAL.UL]に宛てた書簡で明らかになった。

ロイターが入手した同書簡によると、PDVSAは「連結事業の複雑さ」を理由に期末決算の作業が予想よりも長くかかっていると説明している。

MUFGの広報担当者は電子メールで「書簡の内容は正しい」と確認した。

またロイターが入手した別の書簡によると、MUFGはPDVSAの2020年償還債の保有者に対し、PDVSAが債務免除を求めていることを通知した。

PDVSAはコメントを求めた電子メールに返信していない。

債券の目論見書に記載されている特定の要件を満たせなかった場合、支払い余力はあるものの、債務返済が不能な「テクニカルデフォルト」に陥る可能性がある。

PDVSAとベネズエラ政府を巡っては、原油価格の低迷や経済危機を背景に債務不履行を巡る懸念が高まっており、同社の債券利回りはほとんどが20%を超えている。

同社は2016年の監査済み決算をまだ発表していない。