[ニューヨーク 7日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、ドルが小動き。今週後半の米国の物価統計発表待ちのムードが広がった。主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は0.1%安の93.449。前週末は、堅調だった7月米雇用統計を手掛かりに0.76%上昇していた。

BKアセット・マネジメントのFX戦略マネジングディレクター、キャシー・リーン氏は「ドルは4日の値上がり分のほとんどを維持している。一段高を阻んだ唯一の要因は(米国債の)利回りだ」と述べた。7日の米国債利回りは横ばいないしやや低下気味で推移した。

今週は10日に7月の米卸売物価指数、11日に7月の米消費者物価指数がそれぞれ発表され、労働市場の強さが物価に波及しているかどうかが分かる。

こうした中でウェルズ・ファーゴ・セキュリティーズの通貨ストラテジスト、エリック・ネルソン氏は「きょうはある程度様子見の動きだったのは間違いない」と指摘した。

セントルイス地区連銀のブラード総裁は、米労働市場の改善が継続したとしても物価が大きく上昇する公算は小さいため、連邦準備理事会(FRB)は当面は金利を現行水準に据え置くことができるとの考えを示した。ただ、ドルの反応は乏しかった。

この日発表された6月のドイツ鉱工業生産が予想外のマイナスとなったことはユーロ安につながらず、終盤のユーロ/ドル<EUR=>は0.19%高の1.179ドルとなった。

ポンドは対ユーロで10カ月ぶりの安値まで下落。イングランド銀行(英中央銀行、BOE)が過去最低金利を継続する一方、欧州中央銀行(ECB)の政策は引き締め方向に進むと投資家が予想した。

ドル/円 NY終値 110.73/110.76

始値 110.85

高値 110.91

安値 110.70

ユーロ/ドル NY終値 1.1793/1.1798

始値 1.1797

高値 1.1808

安値 1.1782

(表はロイターデータに基づいています)