[ニューヨーク 8日 ロイター] - 米ニューヨーク(NY)連邦準備銀行が8日公表した調査結果によると、米国の雇用の伸びと生産性を押し上げている新興企業が、同程度の信用リスクを持つ同業の成熟企業と比べ、事業の資金繰りに苦労していることが分かった。

新興企業の約55%がクレジットの利用や事業の拡大資金へのアクセスに困難を抱えていると回答。事業開始から5年超経過している成熟企業の同様の回答割合(39%)よりも大きくなった。

NY連銀がこうした報告書を公表するのは初めて。500人以下の従業員を抱える企業に対する年次調査の一環として実施され、約1万6000件の回答を反映した。

調査ではまた、新興企業の43%が雇用を増やし、売上高を伸ばしていることが分かった。成熟企業ではこうした回答の割合は22%にとどまった。

新興企業の定義は事業開始から5年以下で従業員を抱える小規模企業としている。

NY連銀の担当者は報告書で「新興企業の資金調達に対する需要が強いにもかかわらず、大半が資金不足に陥っている」とした。