働き方改革は、「生産性を上げる」という企業や組織の論理に加えて、もう一つ重要な要素が「豊かな人生を送りながら仕事ができる」ということです。そのためには、自分の遂行する業務が限られた時間で高い効果を上げ、それを正しく評価されることが最低条件になります。

 それを度外視して「自分の方が先輩だから」という脆弱な理由だけで上からのしかかってくるタイプの人種は、「働き方改革」において最も排除すべき要素だと言えます。このようなタイプが暴走すると、パワハラやセクハラといったいわゆる「ハラスメント」のオンパレードが発生することになります。こうなると「働き方改革」以前の問題になります。

 根が深い話になってしますが、「働き方改革」を進めていくためには、とにかく「正当な評価が数値によって行われる」という洗練された人事制度が必要不可欠です。この辺りは、またしっかりと皆さんと共有したいと思います。

「働き方改革の敵」から
逃げられない時の最終手段

 そうはいっても、なかなか上記に挙げたような事例から逃げられないこともありますよね。そんな時はどうするか。

「一度だけの人生を費やす価値のある場所を探す」、これに尽きます。

 所属している会社や組織が大好きなら、他部署での仕事を探すもよし。「ここはひとつ全く違う環境に身を置こう」というのであれば、転職を視野に入れてもよし。世の中には、無限の選択肢があることを思い出すのがとても大事だと思います。

 どうしても、日本人は自分が所属している世界が全てであると思いがちな傾向があります。しかし、それはとても危険でもったいないことです。世界はとても広く、誰もが活躍できる場所や仕事があるのです。日本は指名解雇ができない国であるがゆえに、どんなにその会社の仕事に向いていない人であっても「ずっと雇い続ける」という状況になりがちです。