[東京 9日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均株価は前日比256円13銭安の1万9739円88銭となり大幅続落した。取引時間中としては、6月1日以来約2カ月ぶりの安値水準となった。北朝鮮国営の朝鮮中央通信社(KCNA)は9日、同国がグアム周辺に向けてミサイルを発射する作戦を「慎重に検討」している伝えた。地政学リスクの高まりを背景に、為替が円高に振れ、先物主導の売りで一時280円超安となった。

東証33業種中、非鉄金属を除く32業種が下落した。倉庫・運輸、金属製品、化学工業の下落率が大きかった。

北朝鮮リスクの台頭で石川製作所<6208.T>、豊和工業<6203.T>など中小型防衛関連株が値上がりした。

水戸証券ストラテジスト糸賀雅史氏は「(北朝鮮の)ミサイル発射であれば最近の相場はすぐに戻っていたが、今回は今のところ戻ってない。トランプ米大統領と金正恩朝鮮労働党委員長のやり取りを見ていると、(米朝関係悪化の)ステージが進んだ感じがする」と話している。

東証1部の騰落数は、値上がり203銘柄に対し、値下がりが1783銘柄、変わら ずが36銘柄だった。