1万人のサンプリングから
実証した真実

 世界最古の『易経』をベースに生まれた『9code』を知れば、誰もが簡単に、自分を含めたすべての人たちの「性格」や「才能」を知ることができます。

 もうあなたは、人間関係の悩みから解放されるでしょう。けれども、

「う~ん、『易経』はわかったけど、実際はそんなうまくいく!?」

 と思う方がいても無理はありません。
 かつての私も、この話を聞いたときは「あやしい」と疑いました。
 しかし、私自身も「真実を知りたい」との思いから『9code』の裏づけ調査を始めました。そのサンプリング数は1万人にも及びます。

『易経』は、自然科学から読み取って、人間との関係があるとする学者が多いのですが、この『易経』においても、かつての王様が『易経』に書かれている内容は『本当なのか?』という疑問を徹底検証したそうです。

 中国のいつの時代か定かではありませんが、何百万例の生活事例から整理分析されたものが残っています。この時代の王様のおかげで、『易経』は統計学として信頼され、今日まで受け継がれているという説があります。だからこそ、統計上では絶大なる信用があります。

 こういった『易経』の事例があったからこそ、私もそれに習って、経営コンサルタントとして関わってきた約500社に、徹底裏づけ調査を極秘に行ってきたのです。

 実際に総計3500人以上の協力を得て、人事面談を敢行。分析・実証を繰り返しました。その結果、「こんなに便利で使える道具があるのか」と心底腹落ちし、再現性が担保できるレベルになりました。

 さらには、企業関係者らすべての生年月日から、1万人のサンプリングをして分析してきました。その結果、傾向が『9code』に当てはまっていることを実証することができたのです。

 感性豊かな「雷の三碧」や「火の九紫」の社員に事務仕事をさせ、逆に「大地の二黒」に営業をさせていた会社は営業成績がすこぶる悪く、社員もストレスだらけでした。

 プライドの高い「天の六白」の社員を人前で怒ったら、その六白社員は会社を辞めてしまうケースが多かったのです。調査をすればするほど、『9code』の分析どおりの結果が出ました。
 ここで、有名人の例を2つ紹介しましょう。

 世界の発明王と言えばエジソンですが、エジソンのように発明数が多いのが、「創作系」の「火の九紫」であるドクター・中松(中松義郎)です。
 この「火の九紫」には、ビートたけしウォルト・ディズニースティーブ・ジョブズビル・ゲイツ、グーグル共同創業者であるラリー・ペイジセルゲイ・ブリンなどがいますが、いずれも「0から1」を生み出すのが成功のカギを握るタイプです。

 次に、世界一のお金持ちで見ると、ウォーレン・バフェットマーク・ザッカーバーグ斎藤一人(かつて数年連続納税額日本一)、孫正義松下幸之助など、多くのお金持ちがいますが、この人物らは全員「湖の七赤」です。
「オアシス系」で人を楽しませて莫大な富を築くのが成功のカギを握るタイプです。

 このように、世界最古の『易経』をベースに、私自身の膨大なサンプリング調査で担保された『9code』によって、あなたの身近な家族・友人知人・会社の社員のそれぞれが元々持っている「性格」や「才能」を知ることができるので、テーマに合った成功のカギが明確になります。

 事務系の仕事が苦手な三碧社員に、無理やり事務仕事をさせていませんか?
 自己主張が苦手な二黒社員に、意見ばかりを求めていませんか?
 プライドが高い六白社員を、人前で怒鳴りつけたりしていませんか?

 会社も家庭も、そういう相手の性質を知らずに無理させたり、自分の価値観を押しつけたりしてしまうことが崩壊の引き金となります。

『9code』を正確に知って活用さえできば、各々の特性に合った分野で成功するようになるのです。

 子どもたちであれば、早い時期から、その子の才能に合った習いごとをさせてあげられます(音感が人一倍に鋭い「雷の三碧」の子だったらピアノなど)。
 そうすれば、将来はその道のプロになることも決して難しくはありません。
 本当の能力を発揮しながらのびのび育てることができます。

 組織であれば、最強営業マンになる「湖の七赤」を営業部署に配置したり、マネジメントに関しては右に出るものがいない「大地の二黒」を管理部に配置したりと、社員を適材適所に配置できるようになるのです。

中野 博(Hiroshi Nakano)
信和義塾大學校創設者兼塾長、経営コンサルタント。早稲田大学商学部卒業。
ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院ブランディング実践講座エグゼグティブコースを修める。ハーバードビジネススクールでは経営学を学ぶ(いずれも短期集中型の経営者クラス)。1992年、地球サミットに国連認定ジャーナリストとして参加したことを契機に環境ジャーナリストとして活動。1997年の地球温暖化防止京都会議を機に、株式会社エコライフ研究所設立。環境ジャーナリストとしての取材・分析力と経営コンサルタントとしての提案力をベースに、800社以上を環境ビジネスに参入させ成果を挙げる。その傍ら、住宅、環境を軸にした本を多数出版(本書が30冊目)。講演依頼も多く、国内外で2000回以上の実績。2005年、教育研修会社の株式会社ゴクーを設立。1万人のサンプリングを体系化した『9code(ナインコード)』をもとに、信和義塾大學校で指導にあたるほか、企業や各種組織で『9code』を利用したコンサルティングや人材活用研修も多い。現在、信和義塾大學校は、世界6か国20都市以上にあり、塾生は700名超。