[東京 9日 ロイター] - 日立国際電気 <6756.T>は9日、米コールバーグ・クラビス・アンド・ロバーツ(KKR)<KKR.N> 系のファンドが8月上旬に予定していた同社への株式公開買い付け(TOB)を見送ると発表した。時価がTOB価格を上回ったことなどが要因。

今後、TOBが行なわれるかや、その時期については関係者で協議を続ける。

日立国際をめぐっては、米ファンドのKKR<KKR.N> 系のファンドが、1株2503円で株式の48%を取得する方針を4月に開示し、条件が整えば8月上旬にTOBを開始する予定だった。

しかし、TOB価格にプレミアムが十分乗っていないなどの指摘が市場で出て、株価は大幅に上昇。日立国際の9日終値は、TOB価格を15%上回る2894円だった。

日立国際は最終的に、親会社である日立製作所 <6501.T>との資本関係を継続しつつ、KKR主導で研究開発や設備投資の資金を得て、技術革新を進める予定だった。

(江本恵美)