[10日 ロイター] - ニュージーランド準備銀行(中央銀行)は10日、政策金利を予想通り過去最低の1.75%に据え置くと発表し、金利を相当な期間(considerable period)維持する方針をあらためて示した。

中銀は、供給能力面の圧迫が強まるにともないインフレが徐々に加速すると引き続き見込んでいるとした。一部アナリストの間では、最近の軟調な経済指標を受けてよりハト派的なトーンを予想する見方が出ていた。

ニュージーランド(NZ)ドル<NZD=>相場はより低い水準が望ましいとの認識も示した。

ウィーラー総裁は声明で「5月の声明発表以降、米ドルの軟化が一部の要因となって貿易加重為替レートが上昇した」と指摘。「貿易財インフレを押し上げ、より均衡の取れた成長を実現するためには、NZドル相場の下落が必要だ」との見方を示した。

第1・四半期の成長率については、予想より低かったとの認識をあらためて示した。先進国の中でも高い成長を遂げていた同国経済が最近になって減速していることを認めた格好だ。

ANZのシニアエコノミスト、フィリップ・ボーキン氏は「声明ではもう少しハト派的なトーンを予想していたが、1つや2つの指標では中銀の見方が変わらないことがはっきりと示された」と述べた。

また「中銀は非常に中立的な姿勢をとっており、いずれの方向であれ行動へのハードルはかなり高い」と指摘した。

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