[東京 10日 ロイター] - タカタ製エアバッグを搭載していた日産自動車<7201.T>の車が和歌山市で事故を起こし、エアバッグが異常破裂して金属片が飛び散る事例があった。国土交通省への取材で分かった。車両はリコール(回収・無償修理)対象で、日産が3度通知を出していたが、未修理だったという。

セダン「フーガ」(2006年製)が7月23日、電柱に衝突した際、助手席側のエアバッグが異常破裂した。助手席に乗っていた女性は額付近に3針縫うけがをし、左頬に軽いやけどを負ったが、異常破裂が原因かどうかはまだ断定できていないという。運転席側のエアバッグはタカタとは別メーカー製で、正常に展開。運転していた男性は手のひらにかすり傷を負った程度だった。

国交省によると、国内では走行中の事故によるタカタ製エアバッグの異常破裂は今回で8件目、女性のけがが異常破裂によるものと判明すれば3人目となる。車の解体作業中にも異常破裂が国内で9件起きている。6月末時点の国内での改修率は約75.8%。海外では死者が18人出ている。

(白木真紀)