[ロンドン 11日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行、BOE)金融政策委員会のマイケル・ソーンダース委員は、欧州連合(EU)離脱を巡る不透明感にかかわらず同国経済は持ちこたえる見通しであり、BOEは利上げにより「もう少し活動家になる」ことが必要だとの見解を示した。

11日付イブニング・スタンダード紙の取材に答えた。同委員は3日、BOEが政策金利を0.25%に据え置くことを決定した際、マカファーティー委員とともに0.50%への利上げを主張した。

同委員は「ゆくゆくは試練がやって来る」とし、「経済の緩みは、過去数年間より大幅に縮小している。したがって、経済成長が上振れした場合、政策対応が過去数年間よりもう少し活動的になる必要があるのは当然だ」と述べた。

ソーンダース委員はさらに、EUからの離脱により英経済の成長は今後数年間鈍化する可能性はあるものの、影響は長期に及ぶものだと予想。「成長率は今後15年間、5%ポイント低下するかもしれない。これが現実となれば、経済的損失としてはかなり大きい。ただ、影響は長期的なものだ」と話した。

同委員は、生産に関する公的な指標を民間セクターの調査が上回っていることに基づき、現在の経済成長は年率で「2%程度」とみていることを明らかにした。BOEは3日、17年の国内総生産(GDP)見通しを前年比1.7%増とし、5月時予想の1.9%増から下方修正していた。

同委員は「(利上げに投票しないよう)私を説得できるとしたら、それは広範な業界における調査で国内経済が急速に鈍化している兆候が現れた時だ」と言明。「私の予想では、経済はまずまずの成長をみせ、失業率は低下を続けるだろう。私の金融政策に関する見解はそれに基づいている」と述べた。