[東京 14日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前週末ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ドル高/円安の109.55/57円だった。仲値にかけて輸入企業のドル買い/円売りが入ったほか、午後は日経平均が下げ幅を縮めた局面で109円半ばに上昇。米長期金利の底堅い動きやクロス円の上昇もドル/円を支援した。ただ、株価の下げ縮小が一服するとクロス円の上昇も勢いを失い、ドル/円は伸び悩んだ。

午後のドル/円は、日経平均株価が後場に下げ幅を縮めるのを眺めて、じり高で推移。一時109.64円に上昇した。「輸出企業のドル売りに焦りが感じられない。輸入企業は下がれば買いたい向きが根強い」(国内金融機関)と、底堅さを見込む声が聞かれた。

クロス円はユーロ/円が129.65円、豪ドル/円が86.62円付近、英ポンド/円が142.67円付近に、それぞれ一時、持ち直す場面があり、ドル/円の支えになった。ただ、足元では一服商状となっている。

「投機筋の円売りポジションの巻き戻しは先週までにある程度、一巡したとみられる」と、あおぞら銀行の市場商品部部長、諸我晃氏は指摘する。ただ、15日は北朝鮮の祖国解放記念日に当たり、挑発行動への警戒感はくすぶっており「あらためて円売りの余地が生じてきているとまでは、まだいえそうにない」(諸我氏)という。

午前のドル/円は、輸入企業などの買いが支えになった。朝方には109円付近で推移していたが、米長期金利の小幅持ち直しも支援材料にじりじり上昇した。

北朝鮮情勢については「有事発生を織り込むわけにはいかないが、まったく意識しないわけにもいかない。何か次のニュースが出るまで手控えになりがち」(FX会社)との声が出ていた。

仮に北朝鮮絡みで有事が起きれば、ドル/円は瞬間的に円高方向に動くとみられている。「年初来安値はあっさり更新するだろう。ただ、108円を下抜けても107円台に定着しなければ、瞬間的な動きとして処理され買いも入りそうだ」(同)との見方がある。

ドル/円<JPY=>  ユーロ/ドル<EUR=>  ユーロ/円<EURJPY=>

午後3時現在 109.55/57 1.1818/22 129.48/52

午前9時現在 109.23/25 1.1823/27 129.17/21

NY午後5時 109.17/19 1.1820/21 129.06/10