[北京 15日 ロイター] - 7月の中国の新規人民元建て融資は8255億元(1237億ドル)と前月の1兆5400億元から大幅に減少した。

新規融資は8カ月ぶりの低水準。不動産規制で不動産融資が減ったことや季節要因が影響した。市場では下半期の経済活動が減速するとの見方が強まっている。

ロイターがまとめたアナリスト予想の8000億元は上回った。

アナリストは、銀行が規制強化を受けて、リスクの高い簿外融資の一部を帳簿に戻しているとの見方も示した。

マネーサプライM2伸び率は前年比9.2%と市場予想の9.4%を下回った。6月は9.4%だった。

7月末時点の人民元建て融資残高は前年比13.2%増加した。アナリスト予想は13.0%増、前月は12.9%増だった。

7月の社会融資総量は1兆2200億元(1827億5000万ドル)と6月の1兆7800億元から減少した。また社会融資総量残高は168兆0100億元と6月末から13.2%増加した。

人民銀行の統計に基づくロイターの試算によると、住宅ローンが大半を占める家計向け融資は5616億元で、6月の7384億元から減少。新規融資全体に占める割合は68%で、6月の48%から上昇した。

エコノミストは、中国経済について、今年の経済成長目標の6.5%前後は容易に達成できるが、借り入れコストの上昇や不動産規制などを背景に、下半期はやや減速するとの見方が多い。

キャピタル・エコノミクスのジュリアン・エバンズ・プリチャード氏は「人民銀行の引き締めは終わったとみられるが、金利の高止まりは続き、信用の伸びは鈍化するだろう」との見方を示した。

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