[マニラ 15日 ロイター] - フィリピンのロレンザーナ国防相は、中国がフィリピンに対し、南シナ海において新たな領有権を主張しないことを保証したと述べた。

国防相は議会の聴聞会で14日、フィリピンと中国は南シナ海で新たな島の占領を禁じる「暫定的な協定」に達したと述べた。

国防相は、南シナ海問題において外務長官が仲介役を務めているとし、「彼によれば、中国人は南シナ海で新たな占領を行わず、スカボロー礁での建造物の建設も行わない」と述べた。スカボロー礁はフィリピン近海の漁場だが、中国が2012年─16年まで実効支配していた。

また「中国が島を占領する場合は非常に深刻な事態になる」とした。

国防相は、中国船5艘が12日に南沙(スプラトリー)諸島でフィリピンが実効支配する最大の島、パグアサ島(英語名ティトゥ島)から約5キロメートル離れた地点に現れたことについて質問されたが、コメントしなかった。

野党議員のゲイリー・アレハノ氏はロイターに対し、中国の漁船は2日前に同海域でフィリピンの海洋監視船を妨害したと述べた。

フィリピン軍の広報担当主任、コロネル・エドガード・アレバロ氏は、「現在の状況の全体像」を把握するまでコメントは控えるとした。