[15日 ロイター] - <為替> 米小売売上高統計が7カ月ぶりの大幅な伸びを記録し、ドルは対円で1週間強ぶりの高値をつけ、1日の上げは6月以来の大きさを記録する勢いとなった。ドル指数は7月26日以来の高値水準をつける場面もあった。

<ロンドン株式市場> 航空銘柄の値上がりが追い風となり続伸して取引を終えた。7月の英消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回ったことで、物価が個人消費の重しとなるとの懸念が後退したことも買い安心感につながった。

格安航空会社(LCC)の英イージージェット<EZJ.L>は4.5%上昇した。この日はドイツの国内航空エア・ベルリン<AB1.DE>が破産申請し、イージージェットがエア・ベルリンの事業の一部を買収する協議を進めているとの関係筋の話が材料視された。ブリティッシュエアウェイズを傘下に持つインターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)<ICAG.L>は2.9%の連れ高となった。

小売大手のネクスト<NXT.L>は2.8%下落した。ベレンバーグが投資判断を「保留」から「売り」に引き下げたことが嫌気された。店舗型の小売り事業が大きいことが、オンラインサービスや宅配サービスに投資する余地を制限するとの見方を示した。

<欧州株式市場> 小幅に続伸して取引を終えた。合併・買収(M&A)期待から航空銘柄が買われた。

この日はドイツで国内2位のエア・ベルリン<AB1.DE>が破産申告し、同社の株価が34.1%急落した。ドイツ政府はルフトハンザ航空<LHAG.DE>ともう1社がエア・ベルリンの事業の一部を買収することを協議していると公表した。ルフトハンザ航空は4.7%上昇し、最も大幅に伸びた。

フランスの食品大手ダノン<DANO.PA>は1.0%上昇した。物言う投資家のヘッジファンド、コーベックス・マネジメントがダノン株を保有しているとの報道が買い材料となった。

一方、オンライン広告・メディア事業を手掛けるノルウェーのシブステッド<SBSTA.OL>は5.7%下落した。約8カ月ぶりの安値をつける局面もあった。米インターネット交流サイト(SNS)大手フェイスブック<FB.O>が新たなオンラインサービスを発表したことで、シブステッドのオンライン広告事業に影響が及ぶとの懸念が浮上した。

<ユーロ圏債券> 国債利回りがおおむね上昇した。北朝鮮情勢を巡る緊張状態が和らいだほか、年内の米利上げ観測が再燃した。

ドイツ10年債利回り<DE10YT=TWEB>が2ベーシスポイント(bp)上昇して0.43%。先週末につけた6週間ぶり低水準(0.38%)からさらに遠のいた。上昇した米英国債利回りに追随する格好となった。イタリア10年債利回りは一時7bp上昇して2.07%と、2週間ぶりの高水準を記録した。その後、2.05%で清算した。

北朝鮮国営の朝鮮中央通信社(KCNA)によると、金正恩朝鮮労働党委員長は、グアムへのミサイル発射計画について軍から報告を受け、決定を下す前にもう少し米国の行動を注視する姿勢を示したという。