[トロント 15日 ロイター] - 米アップル<AAPL.O>は15日、カナダドル建て7年債の発行価格を決定した。ブックランナーによると、発行額は25億カナダドル(19億6000万米ドル)で、非居住者によるカナダ国内での現地通貨建て債(メープル債)としては過去最大の起債となった。同国での社債発行額としても最大。

HSBC証券(カナダ)の債券資本市場と引受責任者であるブラッド・マイヤーズ氏によると、スプレッドはカナダ国債+80ベーシスポイント(bp)。非公式ガイダンスは国債+83bpエリアからプラスマイナス3bpだった。

マニュライフ・アセットマネジメントの企業リサーチ責任者、Altaf Nanji氏は、アップルの会社規模やブランド力により調達コストは低く抑えられるとの見方を示した。

調達資金は自社株買いや配当原資など、一般事業目的に充てられる。

アップルの広報担当者は、発行額やプライシングに関するコメントを控えた。

メープル債市場はかつて外銀が大半を占めていたが、事業会社による起債が増えている。トムソン・ロイター傘下のIFRによると、5月にはビール世界最大手のアンハイザー・ブッシュ・インベブが2トランシェにより20億カナダドルを調達した。