[東京 16日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点とほぼ同水準の110.63/65円だった。夏季休暇の企業が多いため実需筋の参加は限定的となり、ドル/円は110円半ばでの小動きが続いて方向感を欠いた。

午後のドル/円は「東京市場ではほとんど閑散」(邦銀)だった。北朝鮮を巡るリスク回避の動きがひとまず一服している上、米小売売上高が予想比で上振れたがドル/円は111円に届かなかった。「売るわけにはいかないものの、この水準から買い上がれるかというと、それも悩ましい」(国内金融機関)との声が聞かれた。

きょう海外では7月25、26日に開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨が発表される。米連邦準備理事会(FRB)議長の会見がなかった会合だけに「新しいネタがあれば動意が出やすい」(国内金融機関)とみられる。

イエレン議長がインフレの押し下げ要因として指摘した米携帯電話と処方箋薬の価格について「米携帯電話の価格は足元まで下げ続けている一方で、処方箋薬は下げ止まったが、全体を押し上げるほどの勢いはない」(国内エコノミスト)とされ、9月のFOMCでインフレ見通しが下方修正される蓋然(がいぜん)性が高まっているという。

午前のドル/円は、早朝に110円半ばで推移していたが、仲値公示にかけて強含み、仲値公示直後に午前の高値110.77円をつけた。ただ、前日ニューヨーク市場の高値110.85円には届かずに反落した。

「前日は7月の小売売上高が好調だったので、米長期金利が上昇し、ドルも連れ高となったが、長期金利やドルの上昇幅は誤差の範囲内。基本的にレンジ相場で低ボラティリティーが続いている」(ファンドマネージャー)との意見が出ていた。

        ドル/円<JPY=>  ユーロ/ドル<EUR=>  ユーロ/円<EURJPY=>

午後3時現在 110.63/65 1.1739/43 129.90/94

午前9時現在 110.59/61 1.1738/42 129.82/86

NY午後5時 110.66/68 1.1733/37 129.86/90

(為替マーケットチーム)