「飯山TRUST」の信念を支える
徹底した検査体制

 組み立て工程は、小ロット多品種に対応できる「セル生産方式」を採用し、1台の組み立てを一人が最初から最後まで担当。出来あがった製品はそれまでのスタッフと別の担当者が、指示書通りに組み立てられているか、ネジの締め付けやコネクタの差し込みに不備が無いかなどを検査する。これは製造した全製品を対象に行われ、異なるスタッフが確認することで検査精度を高めている。

 その後、すべての機能・動作を確認し負荷試験をクリアしたものだけが梱包されるのだが、ここで最終の抜き取り検査が行われる。専任スタッフが梱包した製品からランダムに抜き取り再検査を行い、万が一不良を発見した場合には、ただちに担当セクションへ通知が行き、対策が講じられる。また同様の不良が発生し得る対象製品は全数再検査を行い、不良製品の出荷を未然に防いでいる。

 さらに製造ラインとは別の取り組みとして、開発・製造・品質管理などの各セクションで、品質向上に向けて実践している月1回のQCサークル、コールセンターやサポートセンターなどにいただいたお客さまからの声をもとに製造工程の注意点を掲示する「気づきの掲示板」、感じた疑問点を社員の誰でも、経営層を含んだ品質管理責任者に直接報告できる「異常品質報告」などがある。これらの取り組みによって、スタッフ全員が責任感を持ち、高品質への意識を日々向上させている。

顧客視点に立った
アフターサポート

 マウスコンピューターのもう一つの強みとして、アフターサポートの充実が挙げられる。サポートセンターは24時間365日対応しており、深夜や土日などの時間帯でも、自分の都合に合わせて電話サポートを受けられるのが嬉しい。応対はすべて同社の専門スタッフが行っており、「効率」ではなく「解決」を重視しているため、いざという時の心強い味方になってくれる。また、サービスセンターで行っている修理サービスは、短納期返却と再修理率0を目指しており、到着から返却までおよそ96時間以内で対応できるパソコン修理を謳っている。さらに修理内容や問い合わせ内容の統計から、将来的に発生し得る不具合を早期に察知し、問題発生を未然に防ぐ取り組みも行うなど事前対策も欠かさない。

※平均時間のため状況によっては96時間を超えることもある

 サイトの使いやすさの面でも、電話窓口の混雑状況をアイコンの色と待ち時間の目安で表示したり、修理の納期目安を表示して、受け取りまでのスケジュールをあらかじめ計画できるようにするなど、利用者への細やかな配慮が感じられる。